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watanabeGNH

Author:watanabeGNH
渡部 博行(わたなべひろゆき)
結婚指輪・婚約指輪プロデューサー、株式会社GNH代表
1961年生まれ、
早稲田大学商学部卒業
’84年住友金属鉱山入社
’88年よりトレセンテへ出向しブライダルリングの開発、PR等に従事。
代表作は婚約指輪フローラ。
’07年ニッセンへのM&Aを巡り住友商事と対立、トレセンテを離れる。同年、株式会社GNHを設立、消費者の立場に立った結婚指輪、婚約指輪を開発する。

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婚約指輪・結婚指輪、ゼクシィも教えてくれないひみつ【別冊】
婚約指輪(エンゲージリング)や結婚指輪(マリッジリング)の情報って、あまりにも一方的だと思うのです。トレセンテを開設し25年業界に深く関わってきた筆者が、フリーの立場で消費者のために書く基本情報
銀座ダイヤモンドシライシ、エクセルコ、ホワイトベル不祥事でも増収増益の不思議
船場吉兆は極端な例としても、通常であれば不祥事を起こした企業は、業績にそれなりの
ダメージを受けるものです。

ところが、昨日、結婚指輪・婚約指輪の専門店、銀座ダイヤモンドシライシ、エクセルコ、
ホワイトベルを運営する株式会社シーマ(ナスダック上場)の平成20年3月期決算が発表され
ましたが、大きな不祥事もまったく影響なく、各ブランドともに売上を伸ばし過去最高の売上、
利益を計上、ブライダルリング業界で一人勝ちの様相を示しています。

なぜ、他の業界では考えられないこんな不思議なことが起きるのでしょうか?
前にも書きましたが、マイナス情報がまったく伝えられないからでしょうね。
ゼクシィは結婚情報誌といっても広告の集合だから、たくさんお金を出しているお得意様
の都合の悪いことは一切伝えない。シライシとエクセルコ、ホワイトベルが同じ会社の経営と
知っている消費者すら少数ではないでしょうか。読者はゼクシィの内容を客観的な情報だと
勘違いしてはいけないのです。

株式会社シーマの不祥事の内容ですが、会社自らリスクと認めている以下の事項です。
(発表の決算資料から抜粋)

⑮ 大株主である「さくら画廊」の脱税問題について
 大株主である「さくら画廊」の脱税問題の進展いかんによっては、
業績に影響を及ぼす可能性があります。


これに関するニュースは以下の通り

『さくら画廊』10億脱税か (東京新聞)2007年2月3日
 「さくら画廊」(東京都中央区銀座)とグループ会社が、絵画の架空売却損を計上するなどの
方法で所得を隠し、計約十億円を脱税していた疑いがあることが関係者の話で分かった。
さくら画廊は、株式百一分割で話題になった宝石販売「シーマ」(同)の大株主で、
シーマ株の売却益を隠すため、架空の絵画売却損を計上した疑いが持たれている。
東京地検特捜部もこうした事実を把握し、捜査を進めているもようだ。

■親族会社 株売却益を隠す?
 脱税の疑いが持たれているのは、さくら画廊と美術品販売「ギャラリー白石」(同)。
 関係者によると、さくら画廊は絵画の架空売却損を計上する方法で所得を圧縮しようと計画。
 社長の親族や従業員名義で複数のダミー会社を設立し、仕入れた絵画を仕入れ価格より
 安い値段でダミー会社に売却し、二〇〇四年度の申告で多額の売却損が出たように見せかけ
 ていた。
 さくら画廊は当時、シーマ株を売却して多額の利益を上げたとみられ、架空の絵画売却損と
 相殺するかたちで所得隠しを図った疑いが強い。
 シーマは九四年、宝石・貴金属販売を目的にさくら画廊社長の二男が設立。二〇〇〇年、
 ジャスダック市場に上場した。シーマは〇五年一月、株式の百一分割を実施。ライブドアの
 株式分割にヒントを得たとされ、話題になった。
 しかし、その後、シーマが発行済み株式の七割近くを投資顧問会社に貸していたことが判明。
 ジャスダックは「投資家に対する情報開示が適切でない」として、〇五年二月、シーマ株を監理
 ポストに割り当てている。
 民間調査会社によると、さくら画廊は一九九二年に設立。一昨年三月期の売上高は約十二億円
 だった。横山大観や川合玉堂など高級絵画を中心に販売している。ギャラリー白石はさくら画廊
 社長の長男が社長を務める。さくら画廊とギャラリー白石は「取材には答えられない」としている。


さくら画廊の社長が、6月に社長に復帰する白石幸栄氏の父親の白石幸生氏で、
昨年2月に逮捕され、11月に実刑判決を受けている。この脱税の利益は、株式会社シーマ
の株の売買(白石家一族で一般の投資家を食い物にしたこの手法も当時問題になり、
白石幸栄氏の社長ブログは大炎上。情報開示、内部管理体制に問題があるとして
同社株は長期間管理ポストに置かれることになった)
で得たものなので、普通であれば会社のイメージが損なわれ、売上げが激減しても
おかしくない不祥事なのです。(現在も、さくら画廊と白石家族で株式会社シーマの
58%のシェア―を持っている)でも、その後、実際にシライシやエクセルコで結婚指輪
婚約指輪を購入した消費者で、どれだけの人がこの事実を知っていたことか。
この業界では、マイナス情報は本当に伝わらない。

株式会社シーマと銀座ダイヤモンドシライシ、エクセルコの名前が結びつかなかったのが
幸いしたとも考えられますけどね。

いずれにせよ、売上が約120億円に達し、結婚指輪・婚約指輪業界のリーダーになった
株式会社シーマ。

これからは、リーダーにふさわしい商売を期待したいと強く思います。





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